結婚式披露宴の主賓スピーチ例文 -2




彼女が退職した後、つい先日のことですが、皇居のそばの内堀通りをクルマで走っておりましたところ、あのカルガモの親子がお堀に向かって通りを横断しておりまして、私のクルマも白バイの警官に停められてしまいました。仕方なくカルガモ親子の歩く姿を眺めておりますと、ふっと沙織さんのことを思い出したのです。

実は、わが社では毎年、春と秋に全国から社員を招いて園遊会を催すのですが、社員の子供たちを預かって世話をする役目を彼女が担当しておりました。たくさんの子供たちがなついて、彼女も楽しそうでした。小さな子供たちを引き連れたカルガモの母親を見ていまして、そのときの彼女を連想したという次第です。

沙織さんという人は、とても頭脳明晰で語学も堪能であります。仕事の出来る優秀な人ですが、クールな表情を一度も見たことがありません。知性的でありながら、子供好きで優しい女性的な面を兼ね備えた、素晴らしい女性です。高橋さんという頼もしい人生の伴侶を得られて幸せな家庭をつくられますことを、私は楽しみにしております。

高橋さん、沙織さん、そしてご両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。



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